ぱるちゃんの「春爛漫」にっき › 2012年08月29日
2012年08月29日
不思議な体験
クロが亡くなってから母はすっかり元気がなくなってしまいました。
何もする気がおこらないと毎日のように電話口で泣くありさまで。
なのでお盆にも帰省しなかったし、クロのお参りもしたかったしで急遽鹿児島に帰省して来ました。
仏壇にお骨になったクロと、クロの写真、キャットフードがお供えしてあって
それを見たら本当に亡くなったんだな~~と改めて悲しくなった。
「クロにゃん、こんな小さなお骨になってしまったんだね。」ってお骨の入った箱を撫でながら話しかけた。
母は夜ぐっすり眠れないらしい。 ぽっかり心に穴が空いてしまったようだ。
時間だけが薬でしょう。
でも私たち家族が帰省して久しぶりに孫も集まり、みんなで賑やかに過ごして少しは元気が出たようだ。
女郎花の花
帰省した夜不思議な体験をした。 夜というか、もう明け方のことなんですが。
眠っている訳でもなく、起きている訳でもなくウトウトしていた。隣の部屋で寝ている父と母は目覚めているらしく
両親の会話がなんとなく聞こえていた。
ウトウトしていた。その時私の左腕を枕にするように温かいものが眠っているのが分かった。
自然に右手でなでなでした。柔らかい毛、フサフサの毛。この感触はクロの体です。
指先で覚えている。リアルにクロの毛を感じたのです。
「クロにゃんだね。くろにゃんだね。」って言いながらなでなでしてあげた。
これは夢ではないのです。毛の感触、長くてフワフワの毛の下のクロの体の感触は忘れていません。
腕もとを見ようとしても顔が動かない。だから姿を見ることは出来なかったけれど、
クロが私の布団の中に入ってきたのは間違いないのです。
クロがきてくれたんだな。
いきなり目が覚めた。慌ててタオルケットをめくってみたけれど、誰もいない。
でも右手にクロの感触が残っていました。
不思議な体験でした。
東シナ海の向こうに甑島が見える